私のように加齢や、関節成分の不足により膝に水が溜まってしまう場合があります。水が溜まってしまうと、炎症を誘発し痛みを伴います。症状が進行してしまうと、直接膝に注射し水を抜かなければなりません。「水」と言っても、関節部の成分である関節液をいうものを抜きます。なぜ大切な役割を担っている関節液を抜かなくてはいけないのかというと、膝にたまる水は滑膜という組織が作っています。その滑膜が刺激を受けると過剰に水が作られてしまいます。 さらには水が溜まっていること自体が滑膜を刺激して、さらに関節液(水)が溜まります。 まさに「悪循環」なのです。少量であれば滑膜の炎症が治まって自然に吸収されるのを待ちます。
何故水が溜まるのでしょうか?私なりに調べてみました。
1は、お年寄りの病気である変形性関節症やちょっとした外傷、スポーツのやりすぎなどでおきます。2は、慢性関節リウマチや痛風、細菌による感染などが考えられます。3は、骨折や靭帯(じんたい)損傷などの大きな外傷、血友病などの特殊な病気でみられます。お年寄りの場合、それほど大きな外傷でなくても内出血していることがあります。
水を抜く理由の一つとして治療の意味もあります。細菌感染だと、放って置けば中でどんどん細菌が繁殖して、ますますはれて痛くなってきます。また水が大量にたまった状態のまま放置しておきますと、重苦しい感じが持続して、膝の動きが悪くなります。正座が出来ない、左右の膝の伸びが違うなどといったことも起こります。
膝に水が溜まった時、注射で抜くのではなく、入れる治療法があります。それは、「ヒアルロン酸注射」です。ヒアルロン酸は、今では誰もが知っている物質。お肌の潤いをキープし、シミやそばかすなどを予防してくれます。ヒアルロン酸をこの関節に注射する一番の理由はヒアルロン酸には「炎症を抑える」効果があるからです。そしてさらに大切な事。ヒアルロン酸はもともと関節内にある成分なので、それ自体に「副作用」の心配がないという事です。ヒアルロン酸は関節軟骨の中に含まれているプロテオグリカンの核として 存在しています。そして、たんぱく質の複合体とともに、関節軟骨の表面を覆って、関節がスムーズに動けるように潤滑液の働きをしているのです。炎症を抑え、副作用がない。従って一般的に好んで使用されているそうです。